こんにちは。飲食店を開業して経営しているジュエルと言います
このページでは、実際に銀行融資を行う際の
注意点などと、経験なども交えて
説明して行きたいと思います
「銀行にお金を借りた事が無く、何か怖そう!」
と思うかもしれませんが、これも経営者になる為の試練として頑張って見ましょう
しっかり解り易く解説しますので、心配要りません
では、始めて行きましょう
銀行融資は、日本政策金融公庫がオススメ
銀行と言っても、沢山あるのでどれが良いのか迷いますよね?
創業当初は、国が運営している日本政策金融公庫がオススメです
多くの方が、利用していると聞きます
その理由は
- 低金利
- 創業に対して、積極的に融資をしている(無担保・無保証人での貸付など)
- 審査の期間が、意外と早い
などが、大きなメリットだからです
民間銀行では、創業に対して消極的な一面があります
実績のない事業に対し、融資するのは焦げ付く可能性が高く
業績に影響が出てしまうからです
その点、日本政策金融公庫は政府系の金融機関ですので
経済の発展を目指しているから、創業に対しては
かなり前向きに事業展開しています
融資となると、担保や保証人などが気になる所ですが
日本政策金融公庫では、無担保・無保証人での貸付も行っているので
ご安心ください!
都道府県や自治体の各制度融資もありますが
審査期間が長く、2~3ヶ月位かかるのと
基本的には、営業許可証の取得が条件になり
開業前の銀行融資には、不向きです
なので、日本政策金融公庫が一番のオススメです
ジュエルは、日本政策金融公庫の審査期間が2週間程度で融資が決まったよ!
時期にも寄るかも知れませんが、2週間~1ヵ月くらいを見ておくと良いと思います
日本政策金融公庫は、一発勝負
多くの方は、銀行融資をした事が無かったり
自宅不動産の購入などで、銀行融資を行った経験がある方も要るとは思いますが
今回は、ビジネスでの銀行融資です!
不動産購入時とは、少し違います
不動産購入時は、不動産屋さんがうまくフォローしてくれて銀行融資にこぎ付けたかと思いますが
ビジネスでの銀行融資では、ご自分で全てやらなければなりません
ジュエルも、一人でやったよ!
ジュエルの場合は、自己資金を多く貯めていたので
少しだけ保険として借りたので、そんなに審査は厳しくありませんでした
- 500万円未満は、そんなに審査は厳しくない
- 500万円以上から、審査が厳しくなる
と聞いたことがあります
なので、どれくらい借りるのかによって厳しさが違うので
自己資金を多く持っておくのが、一番良い選択です
どちらにしても、日本政策金融公庫は一発勝負です!
駄目なら、他の金融機関を探す事になりますので
「この人なら、貸しても返して貰えそうだな」
と思って貰えるような、説得力のある明確な創業計画書を作成しましょう
テナント物件に対して、融資をしてくれるか判定
日本政策金融公庫は、「テナント物件」に対して
融資をするのか判断します
もし、融資が通った後に「何らかに事情」でテナント物件を飽きらめなければ行けなくなった場合
日本政策金融公庫に事情を説明して、融資の中止をお願いする事になります
その後、再度テナント物件が決まったら
もう一度、融資の申請を一から、やり直さなければ成りません
要するに、「テナント物件に対して」融資をするかどうか判断するので
「テナント物件が変われば」やり直し
と言う事です
なので、仮に「そのテナント物件」で融資が降りなければ
「他のテナント物件でお願いする」と言う方法もあります
「融資が降りない」には、理由が必ずあります
理由を必ず聞き、次回の融資に役立てよう!
その際は、「自分の身の丈に合ったテナント物件」を探し出しましょう
創業時、銀行融資の注意点
初めてお店を創業する際、注意するべき点は
内装・機材・備品などにお金をかけ過ぎないことが重要になります!
お金を借りれるので、結構こだわってしまい大きな買い物をしてしまうケースが多いです
絶対に駄目とは言いませんが
「こだわるべき物」と「こだわらなくても良い物」にしっかり区切りを付けるべきです
創業当時は、半年~1年くらいは赤字の可能性が高いので
出来るだけ、運転資金にお金を回して置くようにする方が
絶対に良い結果が得られます!
こだわり過ぎて、運転資金が少なく、早々とお金が尽きてしまうと
最悪閉店となってしまいます
そうならない為にも、「余剰資金」は出来るだけ多くなるように
うまくやり繰りしましょう
ジュエルも、1年くらいは赤字でした
でも、余剰資金を多めに残していたので、何とか維持できたよ!
初期投資は、出来るだけ抑え「余剰資金」は多めに残しておこう!
初めてのお店は、そんなにお金を掛けずに開業し
利益が出て、お客様も沢山付いてきたら
2号店・3号店と少しこだわった形で開業すれば良いと思います
ビジネスの基本は、「小さく初めて」徐々に成長させて行くことにあります
借金も出来るだけ、少なくなるように工夫することも大切です
(毎月の返済額と負担が少なく済みます)
大きく借りると、毎月の返済額や負担も大きくなってしまい
精神的にも疲れてしまいます
銀行融資は、「自分の身の丈に合った」無理のない金額で済むように心がけましょう
金融機関は、審査時に3項目を重点的に見る
日本政策金融公庫の審査では、創業計画書を元に判断します
始めに見るのは、「事業計画」です
- 本当に事業として成り立つのか?
- 軌道に乗ってから、利益を出し続け、貸したお金をしっかり返して貰えるのか?
などを始めに見ます
次に、「創業動機」「経歴」を見ます
創業の事業に対しての経歴があるのか?ないのか?
は重要な要素です
しかも、ある程度その業界で長く働いていれば、信用は得られ易いと言えます
まったくの未経験だと、「本当に大丈夫なのだろうか?」と心配されてしまう可能性があります
その際は、創業動機などに「どれだけの準備をしてきたか」などを
しっかり記入して置く必要があります
その次に、「借り入れ状況」を見ます
借り入れ状況は、かなり重要です!
「今までの借り入れによる返済」と「今回の借り入れによる返済」をちゃんと返済できるのか?
日本政策金融公庫と言えども、「貸したお金は返して貰わないと行けない」ので本当に返して貰えるのか?
という点は、重要視されてしまいます!
住宅ローンや車のローンなど、一般的なローンなどの返済計画がしっかりされているのであれば
特に問題は無いのですが
「キャッシングなどを複数使用していたり」「返済期日に遅れて返済していたり」すると
かなり信用はなくなります
場合によっては、「返済できない」と判断されてしまう可能性は高いと言えます
「返済期日を守る」と言うのは、「信用できる人」かどうかのバロメーターになります
今からでも遅くないので、しっかり約束を守るように心がけましょう
出来ることなら、借り入れ状況を少なくしておくことをオススメします
金融機関は、「貸したお金が返ってくるのか」どうかを一番気にするところです
複数で借金を沢山して、返済に苦しむようなら
あえて、「貸さない方が、この人の為に成るのではないか」と考える方もいると思います
身の丈に合わない借金は、身を滅ぼす可能性もあります
もし断られた場合は、「今の自分には返済能力がない」と判断された事になります
そう思われてしまう原因が必ずあります
それが何なのか?
自分が金融機関の担当者なら、
- あなたはあなたにお金を貸しますか?
- 借りたお金を、どのように返済出来ますか?
など、相手の身になって自問自答して考え、次の機会に生かしましょう
必ず、道は開けるよ!
面接では、何を聞かれるのか
創業計画書などを、提出して終わりではありません
創業に関わる全ての銀行通帳のコピーを渡し、お金の流れなどをチェックされます
そして、直接金融機関の担当者と面接する事になります
その際、どんな事を聞かれるのか?
多くは、「創業に対する思い」や「それまでに行ってきた経緯」など苦労してきた話を聞いたり
「どのようにお客様に来て貰うのか?」「他店との差別化」など創業に関わる話が主です
この辺は、特に問題なくクリアー出来ます
問題は、細かな数字などです
収支計画のこの数字は、
- 何処から出てきたのでしょうか?
- 何を根拠に出しましたか?
など、シビアな話もあります
その際は、「自分の言葉」でしっかり説明出来れば特に問題はありません
なので、収支計画の数字は必ず自分自身で作成することが重要です
誰かに書いて貰った場合、恐らく答えられません
そうなると、「おやおや~」「どうしたのかな~」って事に成ってしまうので気を付けましょう
事業が失敗した場合の、返済の仕方も考えておこう
もし創業したお店が、軌道に乗れず赤字続きの場合
どこかで決断しなければいけない時が来ます
「閉店」
そうなった場合、借金だけが残る事になり
「借金をどのように返済するのか」は必ず考えておきましょう
経営者として、「もしもの場合」の事柄は、常に考えておく必要があります
これを考えていないと、「リスク管理が出来ていない人」と認識されてしまうでしょう
経営者として、「最悪の事態を想定しておく」ことは
どんな場面でも必要なスキルです
- 他の仕事に就き、コツコツ返済します
- 親族にお願いして、返済します
など、何でも良いので
とにかく、「借りたお金は必ず返済する」と言う思いをしっかり伝える事で
金融機関も安心して、融資が出来るように繋がるはずです
自分が担当者なら、どうしたら安心して融資できるのか?
など相手の気持ちになって、考えて見るのも良いと思います
まとめ
銀行融資の銀行は、日本政策金融公庫がオススメです
日本政策金融公庫は、創業に積極的な政府系の金融機関だからです
- 低金利
- 無担保・無保証人などでの貸付も行っています
- 審査が意外と、早い
など、得点が満載です
融資の審査は、「テナント物件」に対して一発勝負です!
駄目なら、他の金融機関を探さなければ生けません
融資の審査が、比較的厳しくないのが500万円未満の融資です
出来るだけ、自己資金を貯めて
融資額を500万円未満での借り入れにする方が理想です
金額が大きくなると、審査も厳しくなるし
毎月の返済額や負担も大きくなりますので、あまりオススメできません
初めてのお店は、出来るだけ費用を抑えて開業するほうが良いです
毎月の返済額も負担も少なくて済みます
その為には、「こだわり過ぎない」ことが重要に成ってきます
そして、「余剰資金」を出来る限り多くして置くと安心です
日本政策金融公庫の面接では、自分の言葉でしっかり伝える事が重要に成ってきます
創業計画書は、必ず自分で書き
面接官の立場になって考えながら、どうしたら安心して融資して貰えるのか?
など自問自答しながら、完成させましょう
そして、事業がうまく行かず閉店してしまった場合の
借金の返済方法などの「リスク管理」は必ず考えておきましょう
経営者として、「最悪の事態を想定しておく」ことは
どんな場面でも必ず必要なスキルです
早い段階から、身に付けておきましょう