こんにちは。飲食店を開業し経営しているジュエルと言います
このページでは、お店を開業するに当たってお店の「コンセプトがいかに重要なのか」と言う事を
自分の経験を元に、解説して行きたいと思います
お店を開業するために、とても重要な部分です!
5つの問いに答えるだけで、お店のコンセプトが出来上がります!!
考えることには、お金はかかりませんので
ゆっくり考えてみましょう
コンセプトの無いお店は、すぐに無くなる(3年で7割閉店する現実)
お店を開業するために必要なものは、コンセプトをしっかり固めることです
コンセプトが、甘いとお店の方針が解らなくなってしまいます
そもそもコンセプトとは何か?
「どんなお店をやりたいか」と言うことです
「そんなの、すぐにできるよ」と思うかも知れませんが、かなり重要です!!
コンセプトがはっきりしていないと、お客様に伝わりにくく
「何がしたいお店なのか」良く判らないお店になってしまいます
良く判らないお店に、お客様は来ません
お店を開業後、「3年で7割のお店が閉店している」と言うのが現実です
その多くが、計画の甘さにあります!!!
長年働いてきた業種で、「経験やノウハウがある」と過信し過ぎて
計画が甘くなってしまうこともあります
もちろん「経験やノウハウがある」ことはすばらしい事なのですが
あくまでも、
- 「働いていたお店や会社の名前」
- 「長年かけて、常連客の沢山付いているお店」
での経験です
新規でお店を開業すると言うことは、自分のことは誰も知らず
「どんなお店で働いていたのか」「どんなことが出来るのか」など、誰も知りません!
「一から全てを創る」のでやったことの無いことばかりです
「経営者になる」と言う事は、全てを一から創り出さなければ生けません
いざお店の開業に動き出すと、やらなければ生けない事が、いっぱいあります!!
忙しさのあまり、コンセプトが甘くなってしまうケースが少なくありません
そうならない為にも、早めにコンセプトは、より明確にしておきましょう
お店のコンセプトを考える基本【5W2H】
お店のコンセプトを考える上で、必要になって来るのは「5W2H」です!
- Why(なぜ)
- Who(誰に)
- What(何を)
- When(いつ)
- Where(どこで)
- How(どのように)
- How much(いくらで)
Why(なぜ)
なぜ?お店を開業しようと思ったのですか?
それは、どのようなお店ですか?
など、「なぜ?」それをしようと思ったか!
を明確にしておくことが重要です
例えば、飲食店であれば
- なぜ、飲食店を開業しようと思ったのか?
- なぜ、その素材が必要なのか?
- なぜ、その料理を選んだのか?
など、自分自身に問いかけて見て
第三者の目線で、冷静な判断をしておくことが重要です!!
「正解」はありません!
なので、自分なりの答えで構いません
重要なのは、本当にやりたいことなのか?どうかを冷静に判断することにあります!
お店を開業することは、人生にとっても大きな決断です!
人生を掛けた大勝負です!!!
真剣に向き合いましょう
Who(誰に)
誰に「商品やサービスを売るのか?」
要するに、ターゲットが誰なのか?
と言う事です
ターゲットと言っても「年齢」「性別」「主婦」「ビジネスマン」「学生」など多岐に渡ります!
どのような人を、ターゲットにするのか?
考えておく必要があります
ターゲットによって、お店の出店場所が変わるので、とても重要な項目です!
What(何を)
何を「売りますか?」
どのような「商品やサービス」を売るのか?
明確にしておく必要があります!
この項目は、Who「誰に」に大いに関係するケースがあります
例えば、食べ応えのある料理を提供するのでしたら
- 学生
- 男性
- ビジネスマン
などの、ターゲットが関連付けられます
「誰に」「何を」は、関連性が高いので
ターゲットのニーズに合った、「商品やサービス」を考える方が良いのかも知れません
逆に、「商品やサービス」をどんなターゲットに提供するのか?
どちらが先でも構いませんが
どちらにしても「ターゲットのニーズ」を満たす必要はありますので、忘れないようにしましょう!
When(いつ)
いつ開業しますか?又は、いつ営業しますか?(営業時間など)
営業時間は、「昼間」ですか「夜間」ですか?
何時~何時までですか?
など、大体の営業スタイルを考えておきましょう
出店場所や町の人の流れなどは、地域によって多少の違いは生まれますので
実際の出店場所が決まったら、正確な時間設定をするスタイルで問題ありません!
「昼間」と「夜間」では、販売の仕方が違うので
ターゲットに「いつ」提供するのか!
は、しっかり考えておく必要があります
Where(どこで)
どこで「商品やサービス」を提供するのか?
希望、出店場所のことです!!
ターゲットが居る場所に、お店の出店をする必要があります
希望、出店場所を選び出しておきましょう!
最低でも、3地域~5地域くらいの場所を考えておくと良いでしょう
希望と書いたのは、実際に店舗物件を探すと解ると思いますが
希望通りの場所は殆どありません!!!
店舗物件は、住宅物件とは全く違い「物件数」が圧倒的に少ないため
希望通りの場所に出店できない確率が高いのが現状です
好立地であれば尚更、空き物件は出て来ないでしょう!
なので、いくつか候補を見つけておく必要があります
どうしてもこの場所じゃなきゃダメ!!
と言う方は、数年かかるケースもあるので覚悟しておきましょう
物件が空かないと、入れないのが現状です!!!
地元の不動産屋さんと、仲良くなっておくことをオススメします
How(どのように)
どのように「商品やサービス」を提供しますか?
例えば
- 店頭販売
- テイクアウト
- 移動販売
- ネット販売
など、提供方法は多岐に渡ってあります!
どのような方法で「提供」しますか?
勿論、複数あっても構いません!!
ただ、メインとなる提供方法は必要ですので
その辺も考慮して、考えておく必要があります!
How much(いくらで)
「商品やサービス」の価格設定は重要です!
とても難しい難問と言えます!!!
- 出店場所
- 地域特性(高級住宅地や高齢者が多い地域など)
- ターゲット層の年齢
- 既婚
- 未婚
など、多くの情報を整理して「価格」を決めなければなりません!
「ライバル店」や「チェーン店」など他店の、価格設定にも注目しておく必要があります
重要なのは「価格設定」に対して、納得のいく「商品やサービス」であるのか!!
他店より「高価格設定」なのに、お客様の満足度が高ければ良い価格設定と言えるでしょう!
何でも「安売り」する時代ではありません!
「物価高騰」や「賃金上昇」局面の時代でもあり、しばらく落ち着くことはなさそうです
そうなると、付加価値が重要なカギになりそうです!!!
どんな付加価値で、「お客様を満足させられるか」が
他店との差別化にも繋がり目指すべきところです
正直、価格設定は答えが無く
とても難しい難題です!!
物価高騰のあおりを受けて
何度価格を見直したか覚えていません!
その都度、お客様は減っていくのが現状です!
何んとも恐ろしい時代です!!!!!
お店を維持するためには、時代に付いて行くことも重要です!
世の中の状況も、価格設定には重要な要素でもありますので
常にアンテナを張って置きましょう!!
お店のコンセプトを考えよう!5つの問いに答えるだけ!
「どんなお店をやるのか」と言うこのを、少し噛み砕いて考えてみましょう
①業種(何を売りたいのか)
業種とは、飲食店、小売店、美容店・理容店、電気店、エステ、アパレル、マッサージ、金融
など数えたら切が無いくらいあります
飲食店や小売店などは、その種類も多くあるので
カフェ、ラーメン店や輸入雑貨、食料品など、もっと明確にしておきましょう
まずは、「自分が何を売りたいのか」と言う、大まかな分野を選び出しましょう
②業態(どうやって売るのか)
業態とは、「商品やサービスの売り方」になります
- 店頭販売
- ネット販売
- 移動販売
- イベント販売
など、「商品やサービスをどうやって売るのか」と言うことです
例えば、店頭販売でも
- 時間をかけて、ゆっくりくつろぎながら販売するのか
- 手短に、スピーディに販売するのか
など、より明確にする必要があります
ここまでが甘いと、この先がもっと甘くなるので、しっかり考えておきましょう
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会計ソフトで有名な「弥生」が行っているので安心です
先ずは、公式ホームページで確認しよう!!
③お店のコンセプトには差別化が重要になる!
業種・業態が決まったとしても、世の中には同じようなお店が沢山あります
自分のお店を利用して貰うためには
同業店ではなく、自分のお店に来たくなるような差別化が必要です
差別化は非常に難しいところですが、無いとお客様が自分のお店を選ぶ理由がありません
「同業と同じようなら、どっちでも同じ」になってしまいます
自分のお店に来たくなるような差別化は、絶対に必要!
差別化は、「自己満足の判りにくいもの」ではなく
「誰にとっても判りやすい」必要があります(明らかに他店とは違うもの)
判りやすさが、お客様を呼ぶようになります(行きたくなる理由になる)
「何を?どうやって?売るのか」が出来たら
次は、「誰に?どこで?売るのか」考えて見ましょう
④誰に売るのか?
要するに、ターゲットとする人です
- 学生相手なのか
- サラリーマン相手なのか
- 主婦相手なのか
- 高齢者相手なのか
- 高収入のリッチマン相手なのか
- 外国人観光客相手なのか
などターゲットは、さまざまです
ターゲットが決まらないと、お店の開業予定地が定まりません
ターゲットが要る地域に、お店を開業しないと
そもそもターゲットがいません
当たり前だよね!
⑤どこで売るのか?
ターゲットがいる場所を選びます!
例えば、サラリーマン相手のお店を予定しているのに
昼間サラリーマンのいない、住宅街にお店を開業してもターゲットがいないのでダメ!
と言うことです
場所選びは、とても重要だよ!
お店の開業予定地は、沢山候補として選んでおく事をオススメします
と言うのも
例えばサラリーマンをターゲットとした場合
良くニュースなどでも見る、東京の新橋はサラリーマンの町として有名です
「ここにお店を開業したい」と思っても、店舗の数は決まっているので
まず店舗物件は、出回っていません(店舗が開いてない)
仮に会ったとしても
店舗物件を内見しようと連絡しても「すでに決まってしまいました」
などと、すぐに店舗物件を押さえられてしまいます
多くの創業者の人が、お店を開業するに当たって一番大変だったことは?
と問うと、「店舗物件探し」と答えるくらい
理想的な店舗物件は、見つかりません!!
なので、候補地は複数考えておいた方が良いです
ジュエルも、「店舗物件探し」には、すごい苦労したよ~!!
このまま見つからないんじゃないか?
と、思うこともありましたが
何とか見つける事ができ、ホッとした記憶があります
「理想的な店舗物件を見つけるのに3年かかった」と言う人の話を聞いたことがあります
それくらい、「理想的な店舗物件には出会えない」と思っておいた方が気が楽になります
店舗物件探しの話は、またの機会にします
とにかく、コンセプトをしっかり明確に考える事が最優先です!
販売価格はいくら?
価格設定は、実際にお店の店舗物件が決まってから考える方が良いでしょう!
お店の出店場所の条件によって、価格設定には違いが生まれるためです
お店の出店場所に関係なく、無条件で設定する場合は事前に考えておくと良いでしょう!
価格設定する際には、価格設定に対して「お客様が満足する」付加価値が必要になります
どんな付加価値を提供できるのか?しっかり考えておきましょう!!
まとめ
お店のコンセプトは、とても重要です!
「コンセプトの無いお店は、すぐに無くなってしまう」と言う現実!
お店を開業して、「3年で7割が閉店」している事実!!
主に、計画の甘さが原因です
そうならない為にも、お店のコンセプトをしっかり明確にしておきましょう
お店のコンセプトの作成には
- 業種(何を売りたいのか)
- 業態(どうやって売りたいのか)
- 差別化は、判りやすいことが重要(自分のお店に来たい理由になる)
- 誰に売りたいのか
- 何処で売りたいのか
簡単そうで、非常に難しい問題です
お店の要になる部分ですので、焦らずゆっくり考えておきましょう